副業で取り組んでる人も多い「せどり」といえど、一応事業ってことなんで、
確定申告が必要で、申告したらしたでやたらと税金が発生するのですよ。
初年度は特に年末になって焦りだして、何とか申告終わらすって場合が多くて、
その後支払う税金を把握してないことも多いんじゃないかな~と思います。
で、どの税金をいつ収めるのか?というのを把握してないと、
いざ期日になって焦ることになるんで早めに把握しときましょう。
消費税収めておしまいだと思ってたら、案外まだまだ持ってかれたりもします。
結構利益出てるつもりでいた場合なんかは、トラックで税務署突っ込んでやろうか!
なんて思う人もいるんじゃないかな~とか思いますよw
所得税の確定申告時期
所得税の確定申告は毎年2/16~3/15となってます。
※土日に重なる場合は翌月曜日
年が終わってすぐでも無いので、年末は実は忙しくないです。
なのでクレカで決済してる場合などは、明細が出揃ってから申告書を完成させればいいと思います。
まぁ、毎年マメに帳簿付けしてれば、そもそも焦らないんだろうけど、
僕は毎年3月くらいに1日で全部片付けてますよw
せどりだけなら会計単純なんで、慣れれば1日あれば終わります。
所得税の納付期日
現金納付の場合は申告期日と同じく3/15迄に納付となります。
で、これがどうしても厳しいなら期日までに半額以上払えば、残りは6月ころまで延長できます。
ただし年利1.9%の利子がかかるので注意です。
口座振替で納付する場合は少し遅く出来て、4月中旬位になります。
※年度によって多少前後有りです。
振替にするには、申告書提出時に口座振替の用紙を一緒に出すだけです。
1度出せば以降は自動的に口座振替になりますよ。
消費税の確定申告時期
こっちは所得税より期日が少し伸びて、2/16~3/31となってます。
ちなみに初年度は免税業者なので関係ないです。
納付期日は所得税同様に、現金納付であれば申告と同じく3/31まで。
口座振替の場合は4月下旬ころに引き落としとなります。
住民税の納付時期など
確定申告書を提出すると、その所得額から住民税が計算され6月ころに納付書が送られてきます。
納付額の計算は市区町村によって異なりますが、各種控除後の所得×10%+αってな感じです。
これを6月・8月・10月・1月の4期に分けて、もしくは一活で支払います。
会社員だと毎月天引きだけど、個人事業主(もしくは副業分別納にしてる場合)はまとめて請求が来るんで、
利益が出てれば出てるほどゲンナリしますよ。
ちなみに住民税は経費にならないので、帳簿付けするなら「事業主貸」で記帳します。
個人事業税の納付時期など
実はウザったいことに個人事業でも事業税がかかります。
ただこれは申告所得が290万円を超えたら対象になります。
※事業主控除が290万ありますので
せどり(小売業)の場合の税率は5%となります。
なのでざっくりの計算は、
(所得-290万)×5%
ってな感じです。
※ちなみに営業期間が1年未満の場合、控除額も月割になります。
で、納付は2回に分けて、8月・11月となります。
ちなみに納付書は通常8月に送られてきますが、初回の場合後回しになって、
9月になることもありますが、その場合納付期日は自動的に変更されてるので、
焦らなくてOKです。
税額としてはそんなに高くならないはずですが、
所得税払ったと思ったら住民税、と思ったらまた税金かよ、というタイミングで納付書が来るので、
知らないとかなりイラッと来るとこでもありますよ。
なお、個人事業税は経費になるので「租税公課」で計上します。
その他の税金
国民健康保険は勝手に計算されて毎月納付となります。
確定申告で生じる税金はそんなところです。
その他に該当する場合には、
- 固定資産税
- 従業員の源泉徴収税
などがありますが、ここでは割愛しておきます。
各税金の期日のまとめ
こんな感じで、せっかく稼いでもやたらと税金で持ってかれるので、予め知っておかないと
絶望的な気持ちになるので注意です。
最後に簡単にまとめておくと
税金の種類 | 納付期日 |
所得税 | 現金:3月15日まで(土日の場合、翌月曜日)
口座振替:4月中旬 |
消費税 | 現金:3月31日
口座振替:4月下旬 |
住民税 | 6月・8月・10月・1月
※一括も可能 |
個人事業税 | 8月・11月
※所得290超えで該当 |
と、こんな感じですので、資金に余裕が無い場合は、これを考慮して資金を回していかないと黒字倒産しかねないので注意です。
逆に調子よく儲かってると、結構税金で持ってかれるんで、使えるうちに色んなモンに投資して税金対策するのがオススメ。
個人規模で税金多く収めたところで、世界なんて変わらんので、それよか自分とか、手の届く範疇の人のために使ったほうがマシっす。