他にも幾つかクレカの記帳について簡単には説明を残してあるんですが、
クレカクレカ言うのは今回説明する記帳方法で圧倒的に楽ができるからなんです。
そしてコレがせどりの場合には、経費の内訳が単純なんで、
特に相性が良いのです。
というわけで、クレジットカード決済分の記帳の説明なんかも踏まえて、
この記事を読んでもらえれば、今後の確定申告の記帳ではかなり楽ができるんじゃないかなと思ってます。
なお、主に青色申告向けに会計ソフトの入力例を交えてますが、
白色の場合は単に一括で集計すればOKという感じで置き換えて考えて下さい。
クレカ分の記帳の基本は未払い→引き落としだけど
他の記事でも解説していますが、
クレジットカードで購入したものの正確な記帳は、
- 購入時に未払い(もしくは買掛)で一度記帳しておいて
- 引き落とし時に取り崩しの記帳
と1回の買い物につき2個記帳、となっていて一見するとかなり面倒くさいです。
ただ現実的に、個人事業程度の会計でそんなに几帳面に付ける場合ってかなり稀です。
大きな企業の場合、財務状況を把握したりというのに、結構大事な部分(っぽい)ですが、
恐らくこのページ見てる方の場合、
単に税額を出せればなんでも良いって感じだと思います。
(僕もその一人だし)
いちいち几帳面に2個づつ、なんて記帳は省いても最終的な税額って変わらないし、
むしろ工数減る分、入力間違いもなくなると思うんで、
こういうやらなくても良いことは無視するのがオススメです。
引き落とし時だけ記帳する、期中現金方式
投げやりな言い方だったんで、ズルっぽい感じがするかもですが、
実際に税理士の方も推奨してる記帳方法なんで、別に悪いことするわけではないですよw
それが期中現金方式という記帳の仕方なんですが、
名前から察しがつくように、
未払いは無視して実際に引き落とされたときだけ記帳していけばいい、
というやり方です。
で、コレ「現金式」の部分の意味合いですが、もう一個の「期中」というのは、
他の記事でも説明してるように
引き落としは年度外だけど、購入自体は年度内だったものについては、
その年の経費(あるいは売上)に入れなくてはいけないので、
年始と年末の、未払いや売掛などを持ち越す部分だけを、
通常の会計処理をすると言うやり方です。
↓こんな感じです。
これで記帳の2度手間がかなり減ります。
が、まだまだ面倒くさいので更に楽をします。
クレジットカードの引き落とし分を一括で記帳する。
これがクレジットカード使ってる場合の1番のメリットかなと思うんですが、
引き落としの時に明細を見て一個一個入力してるんじゃ手間がかかりすぎるので、
(しかもこういうのが入力間違いの元)
引き落とし総額を1発で記帳しちゃおうと言うもの。
例えば、仕入れにしか使っていないカードであれば、
という感じで、↓預金出納帳への入力はこんな感じの1個だけ
個々の取引の記録が無いので保管帳簿が欠けてしまうのでは?
と思いがちですが、そこはカード明細で代用できます。
取引日時毎に、使用した店名や商品名とともに記録されてますので、これで十分です。
※後に見た時にすぐに内容が分かることが大事なんで、
もしわかりにくい表記なら手書きでメモなどを書いておけばいいです。
保管帳簿は提出するものではなく、保管しておくものなんで、
後に税務調査が入った際に、見返してすぐに何か説明するためのモノ、
と思っておけば良いそうです(前にウチに来てた税理士さん談)
1枚のカードに複数の経費科目が混在する場合
先程の様に、仕入れ専用のカードであれば、こうしてかなりの手間を無くせるんですが、
実際には幾つかの経費科目が混在してる場合もあるかと思います。
あまりにごちゃごちゃしてるんだと1個1個付けたほうが楽ではありますが、
- メインは仕入れで
- たまに消耗品等という程度
であれば振替伝票にて処理することで結構手間が削減できます。
この場合は↓こんな感じ
借方・貸方はよく分からなくても形で覚えちゃえばOKです。
お金減るときは金種(現金or預金)が右と覚えとけばOK。
よく分からなければ預金出納帳で、増えてるか減ってるか見たら確認もできます。
振替伝票処理する場合のメリット
こうやって振替伝票で処理すると単に手間が少ないと言うのもありますが、
預金出納帳で見た時に、実際の銀行口座明細と同じ数字になるんです。
なので、実際の記帳の流れとしては、
預金明細を見ながら預金出納帳に入力していき、
- クレジット引き落とし
- Amazonからの入金
- 給与支払い
などの複数の経費科目が混在して1個にまとまっているもの、が登場したら振替伝票で処理。
コレを順番に入力していくだけで、
預金口座を経由する取引については入力が完了します。
そして実際の口座と数字が違うのであれば、どこかで入力間違いをしてる
と気付けるので後になって迷宮入りすることもほとんどなくなります。
クレカ分の経費を一括記帳のまとめ
- 期中現金方式
- 振替伝票処理
の2つを活用することでクレカ分の記帳がかなり楽になります。
ちなみに、Amazon入金の振替伝票処理についてはまた別の記事で解説します。
で、コレを最大限活かすためにオススメなのが、
経費毎に使用するクレジットカードを分ける
というやり方です。
せどりの場合主な経費と言ったら、
- 仕入れ
- 消耗品
じゃないかなと思うので、せどりの場合は使い分けがかなり簡単だと思います^^
が、専業の場合クレカの審査がめちゃ厳しい><
のでそんなときはまず、どんな人でも審査通りやすい楽天カードからトライしてみよう。
電脳仕入れもやるんだと、楽天仕入れの際のポイント付与が結構ヤバイですw
僕は電脳はそこまでやらないですが、それでも毎年ポイントで旅行行けます^^
その他に交通費に関しても、ETCの明細を別で出してくれるカードを使うことで、
他の経費と兼用で使う時にだいぶ集計の手間が減らせると思います。
ちなみに個人向けのクレジットカードの場合、
事業利用を禁止してるカード会社がほとんどですが、
その辺のことについては無視して説明してますよ。
あと、ここまでの説明で分かるように、青色申告向けな説明が多かったですが、
コレやるのに会計ソフトは必須です。
無いと過労死するどころか、記帳漏れしまくって申告にならないと思います^^;
会計ソフトは「弥生の青色申告」が推奨ですが、
→知らないと損する「弥生の青色申告」だけをオススメする理由!
どう考えても、
青色申告による節税>>>>弥生の青色申告代
なんで、迷わず会計ソフト導入で青色申告に切り替えるのがオススメです。
白色申告とほとんど手間変わらないで、65万の控除が受けれますんで^^